突発音や風切り音、擦れ音にも邪魔されない 不快音を処理した世界を耳に届ける『リアル』

皆さまが最適な補聴器を選べるよう、オススメ製品を特徴・お悩みごとに紹介するこのコーナー。

今回はオーティコン社の『リアル』です。

『リアル』は突発音や風切り音といった不快音の抑制機能に優れた補聴器。ノイズに聞き取りを邪魔させないことで、どこまでも快適な“聞こえ”の世界を実現してくれます。

『リアル』がオススメなのはどういう悩みを持つ人?

『リアル』は目立たない4つの耳かけ型スタイルと機能の差による3つの価格帯で展開しているオーティコンの高性能補聴器で、下記の悩み・要望を持つ方にオススメです。

・鳴り響く電話の着信音や扉が閉まった際のバタンッという音を嫌う方

・風の吹く屋外で過ごすことやスポーツをすることが多い方

・眼鏡をかけ直したり、髪を触ったりする度に生じる擦れ音を煩わしく感じている方

・キーボードを打つ音やまな板に包丁が当たる音が、やたらと不快に響く方

・周囲の雑音に聞き取りを邪魔されてきた経験を持つ方

・会話中に突発音が発生して、楽しい時間に水を差されたことのある方

・余計な音に邪魔されず、必要なことをきちんと聞き取ることを重視する方

では、これらの要望がどのように解消されるのか、順を追ってご紹介いたします。

『リアル』最大の特徴とは?

『リアル』最大の特徴は、新技術の登用で実現した2つのノイズキャンセリング機能、「突発音スタビライザー」と「風切り音/擦れ音スタビライザー」です。名前の通り、それぞれが突発音や風切り音、擦れ音を抑制するための機能となっています。

小さな音も丁寧に拾うのは良いけれど、そのせいで不快な思いをするのでは元も子もない。余計な音だけを補聴器が仕訳けて処理してくれるなら、煩わしさがなくなるのに。

そんな思いに応える補聴器となっています。

不意に発生しては不自然に響く不快音を高速・高精度で処理

2つの特長の内、まずは突発性スタビライザーについて解説しましょう。

これまで抑え込むのが困難とされてきた、突発的な不快音。小さくても、大きくても不意の物音は煩わしいことがあります。しかも突発音の感じ方には個人差があるため、快適な“聞こえ”に仕上げることは本当に難しかったのです。

また、不快なノイズと本来聞き取りたい音とを区別して低減する作業は、非常に高度な処理が要求されます。突然生じた音に対して、会話の邪魔にならない速度で処理することは従来技術の処理速度ではできませんでした。

しかし、高速・高精度で音を検知・処理する突発性スタビライザーを搭載した『リアル』なら、まさにリアルタイムでの処理が可能。その性能は1日当たり50万回の突発音を処理するうえ、処理した後の音質も非常に滑らかで聞き取りやすくなっています。

突然ドアが音を立てて閉まった、食器がぶつかった、何かが落ちた、電話が急に鳴り響いた…。不意に発生しては不自然に強調されてきた突発音に悩んできた方に、ぜひ知ってほしい機能です。

風切り音も擦れ音も、1秒間に500回の処理が可能

次に、風切り音/擦れ音スタビライザーについて解説します。

風の強い屋外にいたり、スポーツをしたりする時に補聴器を装着すると、風や擦れによる雑音が耳に届いて煩わしいことがよくあるかと思います。また、特別な環境や動きを抜きにしても、眼鏡やマスクを整えたり、髪をかき上げたりするだけでもそうしたノイズが発生し、会話や聞き取りの邪魔をする場合があるでしょう。

風切り音/擦れ音スタビライザーは、そうした風や擦れ音を検知してクリアに処理するための機能。その性能は1秒間に最大500回までの検知・処理を可能とします。

不快音に邪魔されなければ、快適で明瞭な聞こえが実現

突発音や風切り音、擦れ音も音である以上、耳に届けばそれを処理しようと脳が働いてしまいます。家族との会話やお孫さんの笑い声、重要な会議の音声など、大事な音をきちんと聞き取ろうと集中すればそれだけでも脳が疲れるものですが、そこにノイズの処理まで加われば疲労感が蓄積するのも当然です。

『リアル』なら、聞き取り時において余計な音に邪魔されない快適性と、神経を使わずとも聞き取りやすい明瞭性の両立が可能となるでしょう。

聞きたい音を大切にし、聞きたくない音を弱めてくれる最先端の補聴器がこの『リアル』なのです。

ちなみに、補聴器ユーザーの10人中7人以上は突発音や風切り音、擦れ音といった不快な音に悩まされているとのこと(オーティコン調べ)。聞こえることと同じくらい、“聞かせない能力”が補聴器には求められてきたわけですが、その願いが叶った形です。

高性能人工知能+雑音処理の新検出器で信号処理をレベルアップ

なお、こうした高性能な雑音処理を可能にしているのは、音と脳の関係について長年の研究を積み重ねてきたオーティコンだからこそ。同社の補聴器には、高性能人工知能を搭載したプラットフォーム「ポラリスR」が活用されてきましたが、そこに新技術の「リアルサウンド・テクノロジー」が加わったことで、リアルタイムの信号処理を実現しました。

まず、ポラリスRは1,200万もの実際のリアルな音の情景を用いて訓練されているため、あらゆる音の詳細を精緻に処理することを可能にします。そこに、突発音や風切り音を正確に処理するための新たな検出器を装備することで、リアルサウンド・テクノロジーを実現。人工知能を基にした信号処理をレベルアップさせました。

雑音に溢れる世界の中で聞きたい音を即座に見つけ、雑音から守って耳に届けてくれるのはこうした技術の賜物となっています。

マートフォンアプリとの連動で、遠隔カウンセリングも受けられる

『リアル』には、お手持ちのスマートフォン(iPhone・Android)とBluetoothで接続する使い方もあります。スマートフォンから発せられる音声を補聴器へ直接ストリーミング可能で、機種によってはハンズフリー通話も行えます。

アダプターを使うことでテレビやステレオとも接続できるため、“聞こえ”に自信のある補聴器らしく、クオリティの高い音質で映画や音楽をお楽しみいただけます。

さらに『リアル』には、専用スマートフォンアプリの「オーティコン コンパニオン」があります。本アプリを併用することで、音量の調節やプログラムの変更、最後に装着した場所を特定して紛失時の捜索に役立てることなどが可能です。また、補聴器の専門家からカウンセリング調整を受けられるリモートケアも機能に含まれています。

外部機器からのストリーミングを行えば、電池の消費が速くなりそうだと心配になる場合もあるかと思いますが、その心配はありません。『リアル』は3.5時間の充電で1日の使用電力を貯めることができるので、充電式のメリットを存分に生かせます。

『リアル』の良さを実際に確かめたい

ここまで、『リアル』の特徴をご紹介してきましたが、「実際に“聞こえ”を体験したい」「手に取ってみたい」という方も多いかと思います。

また、『リアル』の性能はわかったけれど、雑音を抑制することがどれだけの違いを生むのか自分の耳で確かめたいという方もいるでしょう。

そのように考えている方は、是非当店にお越しください。

ドリーム補聴器では、『リアル』をはじめ、最適な補聴器が見つかるように、詳しくお話を伺って最適な製品をご提案いたします。是非、皆様やそのご家族の補聴器に関するお悩みの助けとなりたいと考えています。

これからもこのページではお客様の要望や悩みに寄り添った製品を紹介していきます。

次回もどうぞお楽しみにしてください。